倹約、倹約、すなわち倹約
連休はみなさま、いかがお過ごしでしょうか?
私はひたすら『なろう』で作品を読んだり、部屋を掃除したり、しかたなく映画観たり温泉に入りに行ったりしました。
仕方ないでしょうが! 何かしら活動しなきゃ職場でまたニャゴニャゴ言われたりマウンティングされるんだから!(仕事にも響く…)
で、とりあえずついでに、ここ最近、何だかずっと足が痒いなぁと思っていたので皮膚科に行きました。
三時間待たされました(迫真)!
診察は五分でした(白目)
しかも「もう峠は越してますけど…いちおう薬出しときますね…(困惑)」ってどういうことなの…。
いちばん大変な時期を我慢して越えてたそうです。おのれ仕事め…。
さて今日は、そんな皮膚科に置いてあった本に関する書評です。
『となりの億万長者』を読みました。
三時間強もあって途中飛ばし飛ばし読めばそりゃ読めますよ!(だいぶ昔のっぽかったですけどね)
- 作者: トマス・J・スタンリー,ウィリアム・D・ダンコ,斎藤聖美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はぇ~皮膚科のお医者さん、意識高いッスね…。
内容を要約するとこうなります。
・見栄を張るな
・金ぴかなカウボーイハットより牛を買え
・子どもにお金を直接渡すとろくな子に育たないから、職業訓練のためにお金を使ってあげなさい
二番目は要するに『浪費せずに財産を産むものを買いなさい』ってことですね。じゃないと富なんて作れない、と。
まぁ、一番も二番に含むと思いますし、ぶっちゃけ三番はなってからのことなので、実質的に億万長者になるには二番が大事なんじゃないでしょうか。
い つ も の って感じといえば、その通りなんですよねぇ…。
耳にタコができるくらいって感じではありますが、結局のところ、ゆっくりやっていくしか無いわけで。
どの本を読んでも、だいたい『浪費せずに貯蓄と投資をしていきなさい』って書いてある訳なんですよ。大変だよね。
あと、この大量消費社会に生まれ育ち、メディアから「金は使ってナンボ(ただし俺たちが良いという物に限る)」みたいなことを常に見聞きしていた世代からすると、どうしてもまだまだ『うーん。60代、70代まで生きてから億万長者になってもなぁ…。』って思っちゃうんですよ。
経済的に自立するためにいろいろな何かを犠牲にしていって、億万長者になって。
そうして、倹約などせずに楽しんできて無一文になった同年代たちのために、資産への課税が行われないのか。
キリギリスの方がマシじゃね? ってならないのか。
「働いたら負けかなと思っている」とかいう現代の賢人の言葉通りにならないかとか、そういうことを危惧してしまいます。
憲法で財産は保証されているというのは分かってます。分かってますが…。
いまはそうですが、半世紀先ともなると、まったく分かりません。人口がガッツリ減ることくらいは分かってますけどね。
私は、正直、そもそもここまで後手に回ってしまった国家を信用できないです。